インプラントが早期脱落してしまうことはある?その原因は?
インプラント治療は一般的に成功率が高く、ほとんどのインプラントが10年以上持つという厚生省のデータもあるように、一度入れると長持ちすることで知られています。
ところが数少ないケースではインプラントを埋めても早期に脱落してしまう場合というのがあります。今回はインプラントが早期脱落してしまうとはどのようなことなのか、そしてそのような場合の原因とはどんなものか、ということについてご紹介します。
ところが数少ないケースではインプラントを埋めても早期に脱落してしまう場合というのがあります。今回はインプラントが早期脱落してしまうとはどのようなことなのか、そしてそのような場合の原因とはどんなものか、ということについてご紹介します。
インプラントが早期脱落するとはどんな場合?

インプラントが早期脱落するというのは次のような場合をいいます。
1.インプラントを埋め込んだが、骨とインプラントがくっつかなかった
2.いったん治療が終了したが、1年以内など、早期にインプラントが脱落してしまった
3.治療終了後、数年でインプラントが脱落してしまった
1.インプラントを埋め込んだが、骨とインプラントがくっつかなかった
2.いったん治療が終了したが、1年以内など、早期にインプラントが脱落してしまった
3.治療終了後、数年でインプラントが脱落してしまった
インプラントが早期に脱落してしまう原因
◆骨の質が悪かった
インプラントを埋める骨の量が十分でなかったり、密度が低く、骨がスカスカだったりすると、骨とインプラントがきちんとくっつかず、早期に抜け落ちやすくなります。
◆ドリルのオーバーヒート
ドリルでインプラントを埋める穴を開ける際にドリルの押し付けすぎや回転数が高すぎる、冷却が足りない、というようなことがあると熱が発生して骨がやけどを負った状態となり、インプラントの失敗、もしくは予後に関係します。
◆インプラントと穴の大きさが合っていなかった
通常、インプラントを埋める際にはドリルで開けた穴の大きさとぴったり合うようにしますが、インプラントと穴がぴったり合っておらず、隙間があるとインプラントと骨がうまく結合せずに抜け落ちることがあります。
◆インプラントを埋めた後に無理な力が加わった
インプラント手術後は、骨とインプラントがきちんとくっつくように、その部分を安静にしなければなりませんが、舌や指で触れたりして無駄な力をかけると、インプラントと骨の結合がうまく行われなくなることがあります。
◆インプラント周囲に細菌感染が起きた
インプラント手術後の口内の衛生状況が悪いと細菌感染を起こし、インプラントと骨がくっつかなくなる恐れがあります。一旦きちんとくっついたとしても、毎日のお手入れが不十分だったりすると、後に歯周病のような状況を引き起こし、長持ちしないことがあります。
◆タバコを吸っていた
タバコを吸っていると、歯茎の血行が悪くなって細菌感染を起こしやすく、傷口の治りが悪くなります。結果的にインプラントが骨とくっつかない、もしくはくっついても早期に抜け落ちてしまうリスクが高くなります。
◆歯ぎしり
強い歯ぎしりをしていると、インプラントにゆさぶりの力がかかり続けることになり、インプラントの寿命を縮めてしまうリスクがあります。
インプラントを成功させ、長持ちさせるためには、まず技術面、設備面で安心できる歯科医院選びがもっとも重要です。そして、毎日の丁寧なケア、定期的なメインテナンス、健康的な生活を送るといったことも大事です。
当院は、専門的なインプラント治療を行っており、数多くのインプラント治療の実績があります。他院で治療が難しいと言われた、というような難症例でも多くの場合にインプラントが可能ですので、インプラントに興味のある方はぜひ当院までご相談ください。