インプラントの寿命はどのくらい?
インプラント治療は他の治療と比較して高額なので、どのくらい持つのか気になっている人もいるのではないでしょうか?もしくは、その一方で、インプラントは人工物なので、埋め込んだら一生持つはずと思っている人もいるかもしれません。今回は、そんな方のために、インプラントの寿命についてご紹介していきます。
インプラントは半永久的に持たせることも可能
「インプラントは半永久的に持たせることも可能」、と表現されることがよくあります。これはどういうことを意味しているのか、というと、インプラントというものは生体に埋め込まれているものなので、お手入れの仕方によって寿命が変わり、場合によっては、死ぬまでずっと使えることもある、という意味です。
実際に、10年単位でインプラントが持っているケースがほとんどで、中には30年、40年と持っているケースというのも決して珍しくはありません。
実際に、10年単位でインプラントが持っているケースがほとんどで、中には30年、40年と持っているケースというのも決して珍しくはありません。
ですが、その一方で、お手入れを怠ると、短期間で抜け落ちてしまう、というケースもあります。
インプラントの寿命に関する調査
「インプラントの寿命」というのは、インプラントが抜け落ちる、もしくは問題が起こって撤去されるまでの年数のことです。
インプラントの寿命に関しては、厚生労働省が過去に行った調査が有名で、それによると90%以上のインプラントが10年から15年以上持っている、となっています。
インプラントに関しては、特に研究が重ねられており、年々改良も進んでいるため、近年では成功率も上がっている傾向にあります。そのため、現在のインプラントに関しては、上の顎の場合93%、下顎で95%が20年ほど持っているとも言われています。
インプラントの寿命を延ばすためには
インプラントの寿命はお手入れの仕方などによって大きく変わってきます。インプラントの寿命を延ばすためには、次のようなことに気をつけるとよいでしょう。
慎重な歯科医院選び
インプラントを長持ちさせるためにまず大事なのが、歯科医院選びです。インプラント治療を行っている歯科医院は多いですが、歯科医師の技術や治療のための設備はまちまちですので、ホームページなどを見て、あらかじめ情報を十分に収集した上で決めるようにしましょう。
毎日の入念なケア
インプラントを失う原因となる「インプラント周囲炎」を防ぐためには、まず基本的に、毎日のお手入れを丁寧にやることが欠かせません。くれぐれも、インプラント周囲に汚れを溜めないように日々気をつけていきましょう。
歯科医院での定期的なメインテナンス
インプラントをしたら、歯科に通うのはそれで終わり、ではいけません。インプラントは人工物ではありますが、天然の歯と同様、周囲に細菌感染を起こしてしまうリスクがあるため、歯科医院での定期的なチェックとクリーニングは、歯科医師の指示通り受けるようにしましょう。