よく噛めるだけじゃない！インプラントの様々な魅力とは

インプラントは、天然の歯に近い咬合力と噛み心地が得られるのが最大の利点といってもいいかもしれません。まるで新しく歯が生まれ変わったような感覚が得られることから、「第3の歯」などと表現されることもあります。しっかりと噛めることで、食べ物をよく咀嚼できて栄養吸収が良くなること、そして、認知症予防や、運動能力の向上にも効果があると言われています。

インプラントの人工歯根は、顎の骨と結合し、一体化します。そのため、入れ歯のような違和感や、ものが挟まって痛みが出るような煩わしさがありません。

インプラントは、顎の骨と一体化することで安定しますので、入れ歯やブリッジのように、周囲の歯に負担をかけることがありません。
入れ歯の場合、部分入れ歯では、周囲の歯に金具などをかけることで安定させますが、周囲の歯には噛むたびに揺さぶりの力が働き、歯が弱る原因となります。
ブリッジの場合、失った歯の両隣の歯を大きく削り、被せ物をする必要があるため、健康な歯が犠牲になってしまいます。

インプラント治療をする場合、表から見えるのは被せ物の部分のみとなりますので、セラミックの歯を選択すれば、見た目が自然で天然の歯と見分けがつきづらいこともあります。

インプラントは、大まかな構造が天然歯と似ています。そのため、歯磨き方法は天然歯を磨くように行えば良いので、お手入れが複雑ではありません。

入れ歯の場合だと、外して入れ歯とご自分の歯を別々に磨く必要があり、ブリッジの場合は、装置自体の構造がやや複雑なので、すみずみまできれいにするのにはある程度のテクニックと労力が必要です。

インプラントは、天然歯のような構造なので、他の治療法に比べれば磨き残しも出づらく、清潔な状態が保たれて、口臭も出にくいと言えます。

歯を失った顎の骨というのは、通常、年月と共に痩せてボリュームがなくなっていきます。入れ歯やブリッジの場合、骨に刺激が加わらないので、年月と共にだんだん痩せていってしまいます。一方、インプラントの場合は、骨に直接噛む刺激が伝わるので、他の治療法に比べて骨が痩せにくいという特徴があります。