インプラントの治療期間はどのくらいかかる?
イインプラント治療をお考えの方にとって、インプラントを入れてからどのくらいで歯が入るのか?というのはとても気になる問題です。インプラントの治療期間がすごく長いのなら、他の方法にしようかな、と考えている人もいるかもしれません。ですが、最近では医療の進歩により、以前に比べて治療期間は短くなってきています。今回は、インプラントの治療期間についてご紹介します。
インプラントの治療期間は場所や骨の状態によって異なる
インプラントの治療期間は長くかかる、という話を聞いたことのある方もいるのではないでしょうか。確かに、インプラント治療は、他の治療方法(ブリッジ、入れ歯)に比べて、一般的に長くかかります。それはなぜかというと、骨とインプラントが結合するための期間が必要だからです。
しかし、ある程度の期間が必要なるとはいえ、一概に全てのケースですごく長くかかるかというと、そういうわけでもなく、実際には、インプラントを埋める場所や骨の状態などにより期間はまちまちです。特に近年では、歯科医療技術が進歩するにつれ、他の治療法と比べてそれほど変わらない期間でインプラントを入れることも可能になってきています。
しかし、ある程度の期間が必要なるとはいえ、一概に全てのケースですごく長くかかるかというと、そういうわけでもなく、実際には、インプラントを埋める場所や骨の状態などにより期間はまちまちです。特に近年では、歯科医療技術が進歩するにつれ、他の治療法と比べてそれほど変わらない期間でインプラントを入れることも可能になってきています。
インプラントの治療期間は具体的にどのくらい?
■一般的な目安は下あごで3ヶ月前後、上あごで6ヶ月くらい
一般的なインプラント治療の場合、インプラント手術を行ってから、最終的な被せものが入るまで、骨がしっかりしている下あごでは3ヶ月程度、骨の密度が低い上あごでは6ヶ月程度が目安です。これは大体の目安であり、骨の状態によってはもっと短くなりますし、長くもなり得ます。いずれにしても、骨とインプラントがしっかりと結合したのを確認した上で被せ物をしなければ早く抜け落ちてしまう原因にもなりますので、焦りは禁物です。
■骨の状態がよくない場合にはさらに数ヶ月必要
歯を失った場合の多くは、周囲の骨も失われていることが多く、インプラントを埋めるのに十分な骨がない場合というのは、実際のところ多いものです。このような場合にインプラント治療をするとなると、骨を増やす手術「骨造成手術」というものが必要になります。これを行う場合には、多くの場合、インプラントを行う数ヶ月前に行う必要がありますので、トータルとしての治療期間はその分長くなってしまいます。
■抜歯後すぐにインプラントを埋められる場合には治療期間短縮が可能
抜歯予定の歯があり、そこにインプラントを埋める場合で、抜歯予定の歯の周囲の骨が比較的しっかりしていて、感染が起こっていない場合には、抜歯した後すぐにインプラントを埋めることが可能です。一般的には、抜歯後に骨の治癒を最低1~2ヶ月ほど待ってからインプラントを行います。これは、ブリッジや入れ歯の場合でも同様で、抜いた場所が治ってから歯を補う治療を開始します。抜歯後すぐにインプラントを埋める場合、治癒期間を待つ必要がないので、その分早くインプラント治療を終わらせることができます。
以上のように、インプラントの治療期間は一概には言えず、それぞれの状況によって異なると言っていいでしょう。ご自分の状況でどのくらいかかるのか、というのは、実際に歯科医師が診て判断しますので、興味のある方は一度相談してみることをお勧めします。