インプラントって壊れることはあるの?壊れたらどうする?
インプラントは強くて軽い金属であるチタンを主素材とする人工歯根をあごの骨に埋め込み、その上に部品を取り付け、歯を被せる治療法です。インプラントは強度に優れますが、噛み合わせの力や使い方によってはまれに壊れることもあります。今回はインプラントが壊れてしまうケース、そしてその対処法についてご紹介していきます。
インプラントが壊れるパターン
インプラントはおもに3つのパーツに分かれています。
インプラントが壊れるパターンには次のようなものがあります。
インプラントが壊れるパターンには次のようなものがあります。
◆被せ物が壊れる
被せ物がセラミックの場合、セラミックが割れるということが起きる場合があります。
<対処法>
この場合の対処法としては、割れ方にもよりますが、割れている部分が小さい場合には尖った角を丸めて形を整えるだけで問題ない場合もありますし、大きく欠けている場合には修理、もしくは作り直しをすることで解決できます。
◆インプラントと被せ物をつなぐ部分が壊れる
インプラントと被せ物をつなぐ部分はアバットメントと呼ばれます。
この部分が加重を受けすぎてまれに折れてしまうこともあります。
<対処法>
アバットメントが取り出せるようであれば、アバットメント部分を取りかえ、修理することが可能ですが、壊れたアバットメントの一部がインプラント本体に残ってしまい、取り出せない場合にはインプラント全体を撤去し、再度インプラントをやり直さなければならないこともあります。
この部分が加重を受けすぎてまれに折れてしまうこともあります。
<対処法>
アバットメントが取り出せるようであれば、アバットメント部分を取りかえ、修理することが可能ですが、壊れたアバットメントの一部がインプラント本体に残ってしまい、取り出せない場合にはインプラント全体を撤去し、再度インプラントをやり直さなければならないこともあります。
◆インプラント体(人工歯根)が折れる
インプラント体が折れるということも稀ではありますが、非常に強い力がかかったことなどが原因で折れることもあります。
<対処法>
インプラントはあごの骨と結合して一体化しているため、もし折れてしまった場合には周囲の骨と一緒に削り取る必要性が出てきます。
ですが、骨が少ない場合にはその後インプラントを入れるのが困難になる可能性もあります。
<対処法>
インプラントはあごの骨と結合して一体化しているため、もし折れてしまった場合には周囲の骨と一緒に削り取る必要性が出てきます。
ですが、骨が少ない場合にはその後インプラントを入れるのが困難になる可能性もあります。
定期検診を欠かさず、違和感があったら早目に受診が大事
インプラントが壊れる場合、噛み合わせの力が原因となることが多いです。
とくに歯ぎしりをしている人はインプラントの破損が起こるリスクは高いと言えるでしょう。
とくに歯ぎしりをしている人はインプラントの破損が起こるリスクは高いと言えるでしょう。
そのため、歯ぎしりをする人は夜間にマウスピースを入れるなどの対策は欠かせなくなってきます。
また、経年劣化やメインテナンス不足といったことも破損を起こす原因になり得ます。
いずれにしても、インプラントを入れたままずっと検診を受けず放置していれば、インプラント部分にかかっているダメージに早期に気づくことなく、破壊を招いてしまう可能性が高くなります。
インプラントを長く良い状態で使い続けていくためにも、調子が良くても定期的な検診を受けることは欠かせませんし、少しでも違和感を感じたら早めに受診することが最悪の事態を避けるためにも重要です。