小児矯正
子どものうちに矯正することでしか
得られないメリットがあります
小児矯正とは、永久歯に全て生え変わってからでなく、乳歯がまだ残っている段階から始める矯正治療のことをいいます。
矯正治療というと、永久歯が揃ってからでないとできない、という風に思われていることがありますが、決してそういうことはありません。
むしろ、「永久歯に全て生え変わる前」という、成長が盛んな段階で矯正治療を行うことにより得られるメリットが大きいため、お子さんの段階から矯正治療をした方が良いケースでは積極的に小児矯正をおすすめしています。
小児矯正って普通の矯正とどこが違うの?
小児矯正
普通の矯正(成人矯正)
小児矯正のよいところ
より健康的・理想的な仕上がりにできる!
きれいな歯並びを保ちやすい
歯がスムーズに動く!
シンプルな装置で矯正できる!
抜歯や手術をせずにすむ
可能性が高くなる!
多くの成人矯正の場合、歯が並びきらないところは、健康な歯を間引いて(抜いて)並べる必要があります。ですが、小児矯正の場合は、生え変わりとともに、歯が並ぶスペースを作りながら並べていくので、抜歯しなくてもすむ可能性が高くなります。
当院で行なっている小児矯正
子どもの時期の健全なあごの成長、健全なかみ合わせや歯並びを作り上げることは、将来のお口の健康や体の健康の基礎となるものです。
当院では、お子様のお口の健康を守ることで、一生涯歯を健康に保てるよう、健康的な生活が送れるようなお手伝いをしていきたいと考えています。
当院で行なっている小児矯正装置の例をいくつかご紹介します。
■MFT(エムエフティー:口腔筋機能療法)
歯並びというのは、お口周囲の筋肉のバランスによって作りあげられていきます。MFTは、日頃の癖や間違った習慣によって崩れてしまった筋肉バランスを正常な状態に戻す筋肉の訓練です。これを行うことにより、歯並びやかみ合わせが改善していき、きれいな歯並びを保ちやすくなります。
■急速拡大装置
上あごの歯並びの幅を横方向に広げる固定式の装置です。歯並びの幅を広げるので、永久歯がきれいに並びやすくなります。また、鼻腔を広げる効果もあり、鼻呼吸がしやすくなることで、鼻づまりや喘息の改善効果もあるとされています。
■リンガルアーチ
歯並びの内側に装着する固定式の装置です。前歯のかみ合わせが反対になっている場合や、他の装置の補助装置として使用します。
■アクチバトール
取り外し式の装置で、骨格に合わせて、上あご、下あごの成長促進や抑制をするなど、バランスの良い骨格に導くための矯正装置です。